配偶者の借金=離婚?いやいや、その前にできる事がある!
配偶者、というか夫の方が断然多いでしょう。ダメダメ君な夫が負債を抱え返済の見込みがないとします。さてあなたが妻の立場ならどうしますか?借金=離婚となるでしょうか。いやいや、その前にできる事はたくさんありますし、そういった状況を防ぐ方法もあります。
まず借金=離婚にならない理由ですが、借金を上手に解決できる制度が幾つかあります。任意整理や自己破産といったものです。イメージよりとても便利な制度です。まずは夫婦一緒に弁護士か司法書士のところへ相談に行きましょう。自分たちの借入状況に照らし合わせ、どんな制度を利用するのが一番得策なのか、やはり専門家のアドバイスを求めるのが最善です。
また、今後の人生の糧となるようによーく考えてみましょう、「なぜこのような状況に陥ったのか」と。夫が借金をしたのは、本当に夫だけの責任なのでしょうか。妻の側には何も落ち度はないのでしょうか。たいていの場合、そうではないようです。例えば、夫の気持ちを全く考慮せず家計のやりくりをしているとか、夫への敬意が足らなかった、という原因が借金に至るというケースも少なくありません。夫だけでなくお互い何かの落ち度や改善点があります。その点を謙虚に認め、改善できるところは徹底的に改善することにしましょう。
また、夫婦の絆の大きな秘訣は「コミュニケーション」にあります。夫婦の時間は十分でしょうか。些細な事でもきちんと話し合っているでしょうか。お互いの気持ちを考慮しながら話し合っているでしょうか。とにかく常日頃の会話が、問題を事前に防ぎます。山火事の原因である小さな火はきっかけにすぎず、大きな原因は空気の乾燥です。夫婦間の関係も常日頃「ドライ」だと「火」がつきやすいものです。しかしコミュニケーションによって関係を「ウエット」に保ち、借金という「山火事」が起きる事を防げるのです。
今後の為に、これからの人生のビジョンを話し合いましょう。お互いの目的・目標が一致すると、互いに協力し合い歩んでいけるものです。また、結婚の為にどれだけ努力したか、どれだけ周りの人にお世話になったかよく考えるのも大切です。感謝の気持ちで満ちていると、そう簡単に道理を外れた事をしようとは思わないのが人間の心理です。このように、幾つかのポイントがあります。借金は離婚の原因に直結する訳ではありません。背後にある原因に目を向け、夫婦手を取り合い二人三脚で問題を解決していきましょう。そうすると、数十年後心から満足できる人生を歩めるでしょう。